ファームウェアについて

  • 機器ご購入の際は最新版のファームウェアへの更新を実施してください。
  • ファームウェア更新の手順について、特に以下の点にご注意ください。
    ※フォーマットされたUSBメモリースティックをご利用ください。 ※フォーマットの際、ファイルシステム:“FAT32”、アロケーションユニットサイズ:“4096バイト”を選択してください。 ※フォーマットされたUSBメモリースティックにはダウンロードし、解凍したファームウェアアップデートデータより、“phrozen_dev”をフォルダごと入れてください。 ※フォーマットされたUSBメモリースティックには“phrozen_dev”以外のファイル、フォルダを入れないでください。
  • 最新のファームウェアおよびそのデータについてはPhrozen社公式ホームページをご確認ください。
    Phrozen公式ファームウェア情報サイト: Firmware downloads and release notes – Phrozen Help Center(phrozen3d.com)

開梱セットアップ

本体納品時の梱包状態

梱包状態1
梱包状態2
梱包状態3
  • 輸送バンドを取り除きます。
  • 外箱を固定している留め具を4か所、外します。
梱包状態4
梱包状態5
梱包状態6
  • 外箱を上に引き抜きます。
  • 緩衝材、内箱を外します。
梱包状態7
  • 設置する台の上に置き、ビニールを取り外します。

セットアップの流れ

Step.1輸送固定具、緩衝材の取り外し

Step.1-1

① 機器内部緩衝材の上、蓋になっている部分を取り除き、六角レンチを取り出します。

Step.1-2

② 左右2本ずつ、Z動作軸が固定されています。取り出した六角レンチでネジを緩め、抜き取ります。

Step.1-3

③ 機器内部緩衝材から電源コードを取り出します。

Step.1-4

④ 機器電源コードを取り付け、電源をONにします。

Step.1-5

⑤ 画面表示に従って進み、「Raise Z-Axis」を実行してZ軸を上昇させます。※画面に割れ、欠け、ちらつき等の不具合が見られる場合、作業を中止して弊社サポートまでご連絡ください。

Step.1-6

⑥ 緩衝材からすべての付属品を取り出し、機器右手側より緩衝材を抜き取ります。

Step.1-7

⑦ 輸送固定具を固定しているネジを抜き取り、輸送固定具を取り外します。※輸送固定具は今後万一の場合の修理対応や、ご利用のなかで水平調整が必要となった際に使用します。※手順②、手順⑦のネジともども、失くさないよう、大切に保管してください。

Step.2機器初期設定

画面に表示されているガイダンスに従って設定します。

Step.2-1

① 機器名称を設定します。特に必要無ければスキップします。

Step.2-2

③ WiFiのアクセスポイントを設定します。特に必要無ければスキップします。

Step.3付属品の取り付け

Step.3-1

① 付属されているネジを使用して、機器向かって右奥の柱の上部側面にフィラメントリールアームの取り付けます。

Step.3-2

② フィラメントガイドチューブ固定具を機器背面上部の梁の中央部に付属されているネジで固定します。

Step.3-3

③ フィラメントガイドチューブを取り付けます。

Step.3-4

④ フィラメントガイドチューブ固定具の上面は片側を引っ掛けてから押し込むことではまり込む、スナップフィット形状となっています。

機械操作方法

操作パネル

ホーム画面

ホーム画面
ホーム画面アイコン
ホーム画面:ノズル/ベッドの温度確認、ライトのON/OFF
印刷メニューアイコン
印刷メニュー:印刷
ツールメニューアイコン
ツールメニュー:各温度設定、ヘッドの移動、Zオフセット、フィラメントのロード/アンロード、冷却
設定メニューアイコン
設定メニュー:言語設定、WI-FI接続、再セットアップ、キャリブレーション等
情報メニューアイコン
情報メニュー:プリンター情報、エラーログ、ソーシャルメディア

印刷メニュー

印刷メニュー画面
USBアイコン
接続されたUSBメモリースティック内のデータの印刷が可能
Local Storageアイコン
本体の内部メモリーに保存されたデータの印刷が可能(Wi-Fiで送信されたデータ)
Historyアイコン
印刷履歴からデータの印刷が可能

ツールメニュー

ツールメニュー画面
Temperatureアイコン
ノズル/ベッドの加温
Manual Adjustmentアイコン
ノズル/ベッドの加温、フィラメントのロード、Zオフセット
Unload Filamentアイコン
フィラメントのアンロード
Coolingアイコン
冷却

Manual AdjustmentアイコンManual Adjustment

Manual Adjustment画面
プリントヘッドの移動アイコン
プリントヘッドの移動
フィラメントのロードアイコン
フィラメントのロード
Zオフセットの手動調整アイコン
Zオフセットの手動調整

フィラメントのロードアイコンフィラメントのロード

フィラメントのロード画面1
数値入力画面

数値を入力することで、その数値までノズルの温度が上昇します。

フィラメントのロード画面2

ノズルの温度が170℃を超えると「Extrude」が選択できるようになり、選択することでフィラメントがロードされます。

※フィラメントの溶融温度は素材によって異なります。素材に適した温度まで上昇してからロードをおこなってください。

設定メニュー

設定メニュー画面
Languageアイコン
表示される言語の変更
Networkアイコン
ネットワーク接続
Systemアイコン
再セットアップ等が可能
Calibrationアイコン
各種キャリブレーション
Updateアイコン
アップデート情報の確認

情報メニュー

情報メニュー画面
Printer Infoアイコン
プリンター情報の確認
Error Logアイコン
エラーログの確認
Social Mediaアイコン
ソーシャルメディアの確認

ソフトウェア操作

操作方法

ホーム画面

ホーム画面

印刷データの読み込み

イメージ画面1

「ファイルメニュー」の「開く」を選択し造形データを読み込みます。

イメージ画面2

造形データが読み込まれたことを確認し、必要に応じて配置の向きや大きさを変更します。

サポートの作成

イメージ画面

サポートの□にチェックを入れます。

スライスデータの作成

イメージ画面1

スライスを選択します。

イメージ画面2

プレビュー画面に切り替わり、「エクスポート」を選択することで、スライスデータを保存します。

後処理方法

操作方法

後処理手順1

① プラットホームを取り外します。※造形完了直後はプラットホームが非常に熱くなっているため、しっかり冷めていることを確認して取り外しをおこなってください。

後処理手順2

② プラットホームを軽く曲げてあげることにより、造形物を簡単に取り外すことができます。※取り外しにくい場合は、スクレーパー等をご使用して取り外してください。

後処理手順3

③ サポートをブレイクアウェイ方式(手で取り外す)で取り除いてください。※必要に応じてニッパーやペンチ等をご使用ください。

後処理手順4

④ 完成です。

消耗品交換

ノズル交換

  • あらかじめZ軸を15cm程度上昇させておいてください。
  • 必ず機器電源を切って作業してください。
  • しっかりとノズル温度が下がっていることを確認してから作業してください。
ノズル交換手順1

① ヘッドのカバーを取り外します。※カバーはマグネットで固定されています。※カバーに取り付けられているファンモーターの配線が繋がっています。注意してください。ファンモーター配線をきちんと抜いて、完全にカバーを取り外してください。

ノズル交換手順2

② ノズル部のゴムカバーを取り外します。※ゴムカバーは下からはめ込んでいる形状です。※必ずノズル温度が十分に下がっていることを確認してから作業してください。

ノズル交換手順3

③ スパナ工具を用いてノズルを取り外します。※工具はしっかりと当て、表面をなめないようにに注意してください。

ノズル交換手順4

④ 新しいノズルをねじ込みます。※まっすぐにねじ入れてください。※最後は工具を使用し、しっかりと締めこんでください。

ノズル交換手順5

⑤ ファンの配線を取り付け、ヘッドカバーを元に戻します。※配線を挟み込まないように注意してください。

クリーニングパッド交換

フィルム交換手順1

① クリーニングパッドを剥がし、新しいものに貼り換えます。※剥がした後、両面テープが残っていたら綺麗に清掃してから貼り替えてください。新しいクリーニングパッドの方には両面テープが貼られています。

メンテナンス

ノズル詰まりの対応

  • あらかじめZ軸を10cm程度上昇させておいてください。
  • 必ず機器電源を切って作業してください。
  • しっかりとノズル温度が下がっていることを確認してから作業してください。
ノズル詰まりの対応手順1・2

① プリントヘッドのレバーを押し込み、フィラメントを切断します。

② フィラメントリールにフィラメントを巻き取ります。※フィラメントが混線しないように先端を確実にリール側面の穴に入れてください。

ノズル詰まりの対応手順3

③ プリントヘッドカバーを開き、ファン配線を取り外し、プリントヘッドカバーを取り外します。(カバーはマグネットで止められています)※配線を切らないように注意してください。

ノズル詰まりの対応手順4

④ 配線の保護テープを剥がし、配線を外します。保護テープは再利用します。丁寧に剥がし、失くさないよう注意してください。

ノズル詰まりの対応手順5・6

⑤ 写真赤丸内のネジ3本を緩めます。

⑥ 金色の部分を掴んで手前に引き、全面部を取り外します。※引き抜きづらい場合、少し左右に揺らしながら引き抜いてください。※フィラメントが引っ掛かり抜き取りづらい場合があります。※配線を傷つけないように注意してください。

ノズル詰まりの対応手順7

⑦ 中に残っているフィラメントを取り除きます。※ローラーに噛み込んでいるフィラメントを取り除くことが困難な場合、さらに分解する必要があります。※内部部品の分解については次の項 “ノズル詰まりの対応(内部部部品の分解が必要な場合)” をご確認ください。※フィラメントカッター部について、非常に鋭利な刃になっています。手指を切らないよう注意してください。

ノズル詰まりの対応手順8

⑧ 全面部品を元に戻します。※カッター刃が全面部品の赤枠に示すスリット部分にきちんと通るように注意してください。※組み付けの際はレバーを軽く押し込みながら組み付けてください。※レバーを押し込んでいない状態で全面部品をはめ込むことはできません。強引に取り付けると部品を損傷します。※フィラメントカッター部について、非常に鋭利な刃になっています。手指を切らないよう注意してください。

ノズル詰まりの対応手順9

⑨ 全面部品のネジを取り付けます。※写真赤枠部のネジについては樹脂部品が1つ入っています。向きに注意してください。

ノズル詰まりの対応手順10

⑩ 配線を戻し、保護テープを貼ります。

ノズル詰まりの対応手順11

⑪ ヘッドカバーのファンの配線を戻し、ヘッドカバーを取り付けます。各部の配線を挟み込まないように注意してください。

ノズル詰まりの対応(内部部品の分解が必要な場合)

  • カッター刃は大変鋭利です。取り扱い時に注意してください。
  • 取り外し、組み付け順は厳守してください。部品の破損に繋がります。
  • しっかりとノズル温度が下がっていることを確認してから作業してください。
ノズル詰まりの対応手順1

① レバーを手前に引き抜きます。カッター刃にご注意ください。

ノズル詰まりの対応手順2

② ギアを押し付けているバネを固定しているネジを取り外します。ネジ頭をなめ易いため、しっかりと工具をあてがってください。

ノズル詰まりの対応手順3・4

③ 図の赤枠内の番号順にギアを手前に引き抜きます。必ず順番通りに引き抜いてください。※小さなベアリングが入っています。紛失に注意してください。

④ ギアを③の手順の逆順番で取り付けます。※ベアリングの入れ忘れに注意してください。

ノズル詰まりの対応手順5

⑤ レバー動作バネの向きに注意して取り付けます。

ノズル詰まりの対応手順6

⑥ レバー動作バネにしっかりとかかるように注意してレバーを取り付けます。※カッター刃の先端がギアや、ほかの部品にぶつからないように注意してください。※カッター刃は非常に鋭利です。取り扱いに注意してください。

Wi-Fi接続

機器Wi-Fi設定

Wi-Fi設定手順1

① 「設定メニュー」を開き、「Network」を選択します。

Wi-Fi設定手順2

② 接続したい「Wi-Fiのアクセスポイント」を選択します。※選択するWi-Fiアクセスポイントは使用されるPCと同じである必要があります。※必要に応じてアクセスポイントのパスワードを入力してください。

Wi-Fi設定手順3

③ 機器がWi-Fiに接続されたことを確認します。

Wi-Fiからの印刷

Wi-Fiからの印刷手順1

① 「印刷」を選択します。

Wi-Fiからの印刷手順2

② プリンタ―接続のアイコンを選択します。

Wi-Fiからの印刷手順3

③ 接続するプリンターを選択し「接続」を選択します。

Wi-Fiからの印刷手順4

④ プリンターのIPアドレスが表示されていることを確認し、「印刷」を選択します。

ご利用時の注意

フィラメントの取り扱い

  • フィラメントについては吸湿により品質に多大な影響を及ぼします。
  • 印刷完了後は速やかにフィラメントを回収し、高温・多湿を避けて保管してください。
  • フィラメントを機器に取り付けられたまま放置されますと、フィラメント導入経路内にてフィラメントが折れる等予期せぬトラブルの元となります。
イメージ画像1

① ヘッドの向かって右手にありますレバーを押し込みます。

② フィラメントを手動でリールに巻き取ります。※フィラメント先端をそのままにされますとリールでのフィラメント混線の元となります。※先端部はフィラメントリール側面にあります穴を通す等、混線しないように適切に取り扱ってください。

加熱部・動作部への注意

  • フィラメントについては吸湿により品質に多大な影響を及ぼします。
  • 印刷完了後は速やかにフィラメントを回収し、高温・多湿を避けて保管してください。
  • フィラメントを機器に取り付けられたまま放置されますと、フィラメント導入経路内にてフィラメントが折れる等予期せぬトラブルの元となります。
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