3Dプリンター活用シリーズ『文教編』
3Dプリンター活用シリーズ
『文教編』
「3Dプリンターはこう使う」学校教育に広がる3Dプリンター活用
昨今、AIやIoTなどの急速な技術革新が進む中、文部科学省は、科学・技術・工学・数学に加え、芸術や文化、経済、倫理など幅広い分野を横断的に学ぶ「STEAM教育」を推進しています。実社会の課題発見・解決や新たな価値創造に必要な資質・能力を育成するため、その一環として学校への3Dプリンター導入が進んでいます。
さて、どのように教育に3Dプリンターが活用できるのか、ご紹介します。
体験・創造学習編(小学校)×3Dプリンタ―
身近なものを作ってみよう
- 例えば、セロテープスタンド、タブレットスタンド、ペン立て、スタンプ、コマ、サイコロ、パズルピース など
⇒ 自分で考えた形(発想)や遊びを、すぐにカタチにすることができる。
3Dプリンターが
効果を発揮する場面
- 思いついたアイデアを、すぐ形にできる
- 実際に触って使うことができる
- 失敗しても、すぐに作り直せる
学習内容
- 自由にデザイン
- 実際に使ってみて、使いやすさを確認
- 改良して、再チャレンジ
教育効果
- 発想力の向上
- 楽しみながら体験し、学べる
- モノづくりに興味を持つきっかけになる
興味を引き出すツール
課題解決型モノづくり編(中学校)×3Dプリンタ―
機能を満たす設計に挑戦
- 例えば、安定性や使いやすさなどを考える
⇒ スマホスタンドの安定性や電源ケーブルの接続のしやすさ
他にも、ミニカー、歯車・ねじなどの部品、ギアボックス、ロボット、ミニチュア など
3Dプリンターが
効果を発揮する場面
- 考えた形がどんな働きをするか確かめる
- 実際に使って、問題を発見
- 直してもう一度つくることを繰り返す
学習内容
- 設計(形状検討)
- 試作(3Dプリンター造形)
- 使ってみて問題点を見つけ、改善する
教育効果
- 課題発見力の向上
- 論理的思考の育成
- 技術科の学びを実際に体験できる
→ 一歩踏み込んだ学習ができる
考えさせるツール
製品開発編(高校)×3Dプリンタ―
実社会を想定した製品開発
- 既製品形状の改良
- 例えば、ドローン用プロペラの「形状×性能評価」など
他にも、部品、CAD設計作品、分子構造模型、天体模型、生物模型、多面体、ジオラマ など少し構造が複雑なもの
3Dプリンターが
効果を発揮する場面
- 性能を確かめる(推力や安定性など)
- 作る → 確かめる → 直す流れを素早く回す
- 実際の製品づくりの流れを体験できる
学習内容
- コンセプト設計
- 3Dデータ作成
- 試作・評価(改善や再設計の繰り返し)
教育効果
- より実社会に近い実践的でレベルの高い学びができる
- 考えて設計する力を身につける
- 社会とつながる学び
社会とつなぐツール
研究・開発編(大学)×3Dプリンタ―
研究や開発を効率的に進め、社会で使える形にする
- 再生可能エネルギー:洋上風力発電の研究・開発と実用化への取り組み
- ロボット部品の軽量化・一体化設計 など
3Dプリンターが
効果を発揮する場面
- 複雑な形状でも短時間で試作品を作れる
- 予想して試すサイクルを速く回せる
- これまで作れなかった形も作れる
学習内容
- 研究テーマに応じた試作品設計、構造解析
- 試作 → 評価(強度・熱・液体など)
- データをもとに、より良い形に改良する
教育効果
- 研究の質やスピードの向上
- 仮説検証サイクルの高速化
- 研究発表や企業との共同研究につながる
研究を速く進め、社会で役立つ形にできるツール
掲載:2026/07/17更新:2026/07/17










